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詠春拳の指導はレベル10までのステップアップ方式です。
詠春拳にはもともとレベル制度はありませんでした。
パスコ先生の師匠ヴィクター・カン先生が英国で指導を始めるとき、
中国の伝統的な指導システムだけでは多くの欧米人には理解が難しいだろうと考えました。そこで空手などの段位制度のようなレベル制度で練習の習熟度を示したほうが
イギリス人にも理解しやすいだろうと、設定したそうです。
パスコ先生もこの制度に準拠して指導しています。
ちなみにパスコ先生に要望すればレベルに応じた色の腰布を売ってもらえます。

​レベルで進捗チェック

詠春拳の具体的な型や技術の名前が書いてあるので分からないかもしれませんが、
練習を始めた後に改めて見直してもらえば分かることが多いと思います。
ここではいくつか代表的なものを書いておきますが、そういうものだと見ておいてください。

ビギナーグレード
チェーンパンチ(詠春拳の代表的なパンチ連打)
基本的な構えなど
レベル2
小念頭(シウ・ナム・タウ、詠春拳の最初の型)を覚える
レベル3
小念頭の具体的な攻撃、防御の応用
レベル4
ダンチーサオ(片手のスティッキーハンド、単黐手)
レベル5
チーサオ(両手のスティッキーハンド、双黐手)
レベル7
尋橋(チャム・キウ、詠春拳の2つ目の型)の練習。ここから中級レベル
レベル8
木人の練習。ここから上級者用、インストラクタークラスの練習が始まります。
レベル9
標指(ビウ・ジー、詠春拳最後の型)。
レベル10
六點半棍、八斬刀(詠春拳の武器)

参加者の皆さんはそれぞれ体格や得意なこと、不得意なことなどバラバラです。
そのためにパスコ先生が個人ごとに個別に指導していきます。

具体的にはだいたい次のような流れになります。
前回までに習った型や技を先生に見せます。
修正ポイントの指導を受け、練習して直しましょう。
及第点の動きができれば、新しい型や技を習い次回までに復習してきます。
ほかにも、二人一組で行う練習もあります。
そのときは先生がパートナーになったり、パートナーを指定されるので、
一緒に練習したりします。

基礎的な動きについては全体でのグループレッスンがあります。


練習は学校の体育会的な部活とは違います。
参加者それぞれの体力やペースに合わせてやってください。
休憩や水分補給は自分で判断して、必要なときに自由にとってください。
ほかの練習生と一緒に練習しているときは、休憩しようと言ってもらってOKです。

​個別、レベルに合わせ指導
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